シリカホワイトの添加によって各材料との粘着性が増大し、分離抵抗が向上します。
又、流動性が非常に良いため、接着、コテすべり等の作業上の向上が可能となります。
シリカホワイトを混入したコンクリートの組織は一般のコンクリートより細孔径が極めて
小さくなっているため細孔中の水分凍結温度は低下し、凍結融解抵抗性が向上します。
前述のポゾラン反応が早期より活発に行われることによりコンクリート内部をすばやく
緻密にするため、余剰水を吸収し、ブリージングを減少させることが出来ます。
シリカホワイトは超微粉末であるため、ポゾラン反応と同時に、セメント粒子間の空隙を
充填するマイクロフィラー効果により、強度及び耐摩耗性が向上します。
シリカホワイトを混入したコンクリートは耐酸性が向上し、又コンクリートを緻密にする
ため、塩害の原因となる塩素イオンの透過性を小さくしコンクリート及び内部の鉄筋等
の腐食を防ぎます。
ポゾラン反応により、白華の原因となる水酸化石灰をコンクリート内部に閉じ込めて
しまうので白華防止になります。
主成分であるシリカ(SIO2)がセメントの水和反応により生成された水酸化石灰を含んだ
溶液と結合し、シリカ質のゲル層をつくりだすことにより(上記:ポゾラン反応)、水密性の
高いコンクリート構造物を造り上げることが出来ます。防水効果は半永久的です。地下室
(駐車場、倉庫等)は一重壁施工が可能になります。